なぜ幼児教育を始めたのか?

当時のふじ幼児園

技術者である創設者が20歳の時、社会の犯罪率の高さに危機感を抱き、将来の凶悪犯罪の増加を予想しました。
また、社会に出た際には、成績優秀な人々が成果を上げられない状況に疑問を抱きました。これらの経験から、幼児期の教育の重要性を強く感じ、幼児教育に取り組む決心をしました。その後、30年の間夢を持ち続け、チャンスが訪れました。

現在のこども園

ふじ幼児園の各種方針

■モットー  「入ってよかった」と言われる園にする
■スローガン 園児はわが子
■経営方針  極力保護者に必要以上の時間的・金銭的負担をかけない
■指導方針  正しいしつけ・自立・体力づくり

『正しいしつけ』
生活習慣は人間の基本です。幼児期に身に付けるべきしつけを習得し、立派な社会形成に必要な豊かな人間の育成を目指しました。
『自立』
「自分の事は自分で」「自分の考えをはっきり言う」などを毎日繰り返して習慣付け、人間関係を広げ、「ひとり立ち」の形成を目指しました。
『体力づくり』
成長著しい幼児期には体力づくりが第一です。体育指導やはだし遊びを通して、健康で忍耐強い人間形成を目指しました。
 

園児確保の取り組み

園を引き受けた当初、園児はわずか13名でした。毎週土曜日に、公園で私の考えていた保育内容の説明を行い、やがて幼児教育に熱心な人がいるという評判を得て、興味を持った保護者が来園するようになりました。さらに、当時では珍しい3年保育クラスや、日本初と思われる週2日クラスを開設し、幼児期に必要なテーマ(重点保育項目)を取り入れた保育を行いました。園舎は、当初の掘っ立て小屋に等しいものから、何度も増築・改修を行いました。指導者の計画と園長・職員の努力、ご理解いただいた保護者のおかげで、他園が教室を縮小していった時にも、当園は毎年教室を増やすことができました。特に体育館は2回移転増築し、これらに掛かる莫大な費用には、個人の持ち出しを伴い、同時に、経営会社(テクノシステムズ)の繰り入れを行いました。

これらの多くの努力により、園児数は当初の13名から200名を超える規模に成長することができました。

・重点保育項目
重点保育項目は、毎年その年のテーマが設定され、保育士は3月からテーマについて自己研修を行い、6月に研修結果を発表、7月から実践を行い、年度末に実践の成果発表を行う活動でした。この間、保育士はテーマについて深く学び、同僚と議論し、指導者から一人ひとりに多くの指導を受け、たいへん内容の濃い取り組みでした。この活動は、保育内容と保育士の大きなレベルアップに繋がり、35年間継続する本園の軸となる活動となりました。

・親睦会
飲み会はもちろんのこと、よく旅行にも行きました。例えば、名古屋や福岡、さらには韓国など、さまざまな場所に行きました。そのおかげで、園の職員同士の絆が深まりました。

・永年勤続
該当者には、当時は珍しかった海外旅行として、ハワイやグアムへの旅行が贈られました。

園の実績

親への認識向上

親への配慮の心を育てる!
保育士の取り組みが、子どもの行動に変化をもたらす

親への配慮の心を育てることを目指し、保育士は子どもたちに、親の話を毎日するように伝えました。3か月後、保護者から「最近、子どもが親を気遣ってくれるようになった」と連絡をいただきました。

むし歯0活動

虫歯予防で健康的な歯に!
幼少期から適切な歯磨き習慣を身につける

当時、ボランティアで「歯磨き指導」をしていただきました。この指導により、幼少期の歯磨き習慣を身につけることにつながりましたが、「歯磨き指導」の活動は困難で継続できませんでした。
(※)現在の湘南こども園では虫歯0活動を行っています。

理科実験

科学への興味を引き出す!
食い入るような子どもの視線に驚愕

磁石や豆電球などを使用して、簡単な実験を行いました。毎年、改善が図れるように担当の先生から理科実験のレポートが出されました。幼児期から理科の面白さを体験した園児は、食い入るような視線でした。

日本伝統文化

日本の伝統文化を体験!
茶道とそろばん指導を通じた保育の展開

茶道・そろばんを、専門の先生をお招きしてご指導いただき、園児たちに日本の伝統文化を体験してもらいました。

  林正幸(元ふじ幼児園経営者、現学校法人正栄学園理事長)と林 榮(元ふじ幼児園園長、現学校法人正栄学園名誉理事長)の2人3脚
 ⇒ 経営者が園の企画立案、元園長が実践
   元園長は「先を見た企画」と現実に「動く保育士」・職員の間に立ってスムーズな運営・新規アイデアの実践に非常な努力をした。このおかげで今がある。

  林正幸 電子工学技術者、大手電機メーカーで防衛庁の防衛システム開発をし、
      その間に幼児教育を始め、53才退職後テクノシステムズを創立、
      技術開発事業と幼児教育を推進
      現在:①4保育園経営、②こども園経営、③技術会社代表取締役、
         ④NPO法人科学探検隊(小学生対象理科教室の開催)理事長。
          (今までに日本をはじめ7ケ国5,500名の小学生に教室実施。)
         ⑤林財団を設立、いくつかの市町村、高校の倶楽部活動等支援、社内有能子弟支援

  林 栄 ふじ幼児園園長 寒川湘南保育園園長 つきみ野湘南保育園園長を歴任

ミャンマーで理科教室を開催したときの教育省幹部・学校職員(2016年7月26日)

ロシア(サハリン)で園長先生への日本教育の説明(2013年10月8日)

メディアで取り上げられた活動

科学探検隊自社開発製品(プラネタリウム・塗装ロボット等)
<テレビ>
8ch【2005年10月】長野放送
         (子ども理科教室)
1ch【2009年5月】 NHKニュース
         (プラネタリウムの紹介)
11ch【2005年12月】飯田ケーブルテレビ
(カイトプレーンの紹介・こども科学工作教室)
4ch【2007年7月】 日本テレビ
         (プラネタリウムの紹介)
7ch【2008年12月】テレビ東京
         (Talking Photo)
8ch【2005年10月】テレビ西日本
         (ホバークラフトの紹介)
<ラジオ>
【2011年1月】 FM大和
       (プラネタリウムの紹介)
<新聞>
【2002年6月】 読売新聞
       (科学教室)
【2008年2月】 日刊工業新聞
       (プラネタリウムの紹介)
【2002年12月】信州日報
       (公民館子ども理科教室)
【2008年8月】 北海道新聞
       (プラネタリウムの紹介)
【2003年6月】 相模経済新聞
       (大和小の科学教室)
【2005年1月】 龍江新聞
   (子供理科教室でカイトプレーン作り)
【2008年12月】日経MJ
       (科学探検隊の紹介)