より良い保育を創るため、(株)テクノシステムズに幼児教育研究部をつくりました。

(株)テクノシステムズ
 幼児教育研究部が目指す新しい幼児教育

 現代は、変化の激しい時代と言われています。生成AI、メタバース、VR、量子コンピューターといった世の中を変える新技術の登場、また気候変動問題等の生活を変える地球規模の課題が顕在化しています。今の子どもたちは、これまでの大人が経験してこなかった時代を、これから生きていくことになります。私たちは、子どもたち一人ひとりが、自分の強みを見つけ、自信を持って生きていけるように育つことを願っています。
そのため、幼児教育研究部は、子どもたちの将来のために、これまでの幼児教育の良い部分は守り、新しい研究成果や新技術をうまく活かして、新しい幼児教育を創りにチャレンジしていきます。令和6年4月より、湘南こども園、テクノシステムズ社の4つの保育園の協力を得て研究を開始しています。

新しい幼児教育の3つの柱

近年、脳科学が飛躍的に進歩し、乳幼児期の脳の発達段階や月齢・年齢ごとの子どもの理解も深まってきました。乳幼児期の脳の発達の臨界期の考慮した活動や、感覚と運動神経の統合を意識した運動遊びや遊具採用等、子ども一人ひとりが持つ能力を最大限に発揮するために、できることは沢山あると考えています。

生成AIやメタバース、VR(バーチャルリアリティ)、IT機器等の技術は、園での幼児教育及び家庭での子育ての負担を軽減し、子どもの成長・発達をより効果的に促進するために活用できると考えています。一方で、子どもの立体視の発達への影響等、子どもの成長・発達を第一に考えて、これら技術の利用制約も同時に考える必要があります。

子どもたちが、激しい社会の変化に柔軟に対応し活躍する人になること、また、失敗しても心を折らずに再挑戦できる人になるために、レジリエンスを身に付けることが大切です。幼児期にレジリエンスを育む経験を積めるように、意図的な活動や子どもへの関わりが必要となります。